内視鏡的乳頭切開術(EST)
内視鏡的乳頭切開術(EST)について
ESTとは、内視鏡的乳頭切開術Endoscopic Sphincterotomyの略語で,内視鏡を十二指腸まで挿入し、胆管・膵管の出口にあたる乳頭部にEST用ナイフを挿入し、高周波(電気メス)を用いて切開します。結石を除去し、胆道が閉塞して起こる黄疸を軽減させるために行います。
目的
ESTの適応
総胆管結石症
方法
- ESTはERCP(内視鏡的逆行性膵胆管造影法)を行い、造影をした後、内視鏡からパピロトミーナイフ(電気メス)を挿入して、乳頭を切開し胆汁の出口を広げます。
- 乳頭を切開後、様々な処置具を内視鏡から挿入し治療を行います。結石が大きい場合は、砕石用バスケットで石を砕いてから、排石(または採石)します。
- 最終的にエックス線透視下で結石がないことを確認し、終了します。


石を砕いたり、排石(採石)するための道具です。
十二指腸乳頭を切開するときに使用するナイフです。
実施日
入院して行う検査となります。
原則木曜日の午後実施していますが、症状によっては、緊急で行うこともあります。
検査を受けるにあたり
抗凝固剤・抗血小板剤を服用中の方は、休薬の必要がありますので申し出て下さい。
休薬期間等については、予め主治医とご相談下さい。
造影剤のアレルギーのある方、胃の手術を受けたことのある方は申し出て下さい。
同意書には、内視鏡検査の目的や実際の手順、偶発症(考えられる危険性)について記載してあります。 検査に同意して頂いた上でサイン・捺印し、入院時、提出して下さい。
治療当日
- 10時に入院です。
- 2階ナースステーションへお越し下さい。
- 持ち物は「入院のしおり」に記載してあります。
治療は午後から、1階の放射線室にて行います
まずは、検査受付待合室にて前処置を行います。
検査の前に、胃の中の泡を消す水薬を飲みます。
喉にゼリーで麻酔をします。
放射線室へ移動します。
- 入室後、安全な治療のためにモニター類を装着していきます。
SpO2モニター(呼吸、脈拍数を調べます)
血圧計を足に巻きます。
検査中の様子。
治療の途中で、うつ伏せになります。
治療終了後
- 終了後は、病室へ戻ります。
- 鎮静剤・鎮痛剤の影響で眠っています。
- 目が覚めるまでには個人差があるので、ふらつきがなくなるまで安静にして下さい。
検査翌日以降
- 検査翌朝の採血結果で飲食ができます。
- 入院中のスケジュールは、「ESTを受けられる患者様へ」を参考にして下さい。
退院日
3日後退院です。